うなぎ竹屋

登録有形文化財にすべく強く推したのが13代中里太郎右衛門。 12代中里無庵が一時材木屋に養子に入った際、第１号の大仕事が竹屋の材木の搬入だったためだ。 ２階３階の客間にかけて見るひとが見れば驚くほどの銘木が揃っているのがわかる。 玄関を上がれば松の大木の１枚板。 ３階の客間が一番の見所で床の間には貴重な栃の木の１枚板が使われている。 廊下の松の長さにも驚く。 床柱を指差せば紫檀、床の間を指差せば黒檀と店主が淀みなく答える。 ３階は15名以上で要予約。鰻に舌鼓を打ちながら銘木談義に花を咲かせたい。